お知らせ

人間関係

寺の係を務めさせていただいています。
法事でお勤めをした後、通常は法話をいただきます。

それは大人を対象にした話なので、いつも一緒に参列しているお子さんが退屈そうにしていました。

お勤めが終わり少しの沈黙があると、たいてい小さな子の「もうおわった?」とか「もうかえろ」という声が後ろから聞こえてきます。

そのたびに振り返って「ごめんね。もう少しだから待っててね」と苦笑いしながらおっしゃいました。

子どもにしてみれば"時々黒い服(間衣)に輪っか(輪袈裟)を着けた人が変な歌(お勤め)を歌ってつまらない話(法話)をしてお茶を飲んで帰っちゃう"程度にしか見えないのかもしれません。

そこで、提案しました。絵本を読むことに。絵本は特に仏教色の強いもの、メッセージ性のあるものということにはこだわらず選定します。

するとお勤め中、部屋の隅でつまらなそうな顔をしていた子が絵本を読む際は一番前に出てきてくれるようになりました。「ねえ、おぼーさん」と話しかけてくれる子、念珠を持って一緒に合掌してくれる子もいます。

「明日お坊さんが来るよ」と知らされると、前日から興奮している子もいるそうです。次はどんな絵本を読んでくれるのかと期待されるのはちょっとプレッシャーですが、喜んでくれる子がいると思うとなんだか法事をする私までワクワクしてきます。人間関係が先ですね。

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